みなさんこんにちは!インタビュー&ライターろりちゃんです。
今年の秋冬もありがとうファームアーティストたちは大活躍!
今回はその中からそれぞれ大きな賞に選ばれた2名について特集します。
まずはきらぼしアートコンテスト新人賞を受賞した橋本賢二さん。
きらぼしアートコンテストは岡山県内のハンディキャップアーティストを対象としたコンテストで、
選ばれた作品は今回11月26日から12月4日までサンワーク総社にて展示されました。
毎年応募作品数が増えるなか、新人賞に輝いた橋本さん。
受賞した作品はゴリラを描いたもので
筆を使わずに描くことで無骨な感じを表現したり、ゴリラの迫力を出したそうです。
見た人にどんな風に取ってもらいたいですか?と聞いたところ
「気分が少し落ち込み気味の自分に対して元気づけるために描いたので、
他の人も同じように元気づけられたら。」
と語っていました。
今後の意気込みについては、
「受賞を知った時はうれしかった。
でも受賞は私の場合あまり期待せずに応募しているので、これからも気にせずに描きたい!!」
とのこと。
橋本さんの作品から力強さと暖かさを感じる理由がちょっと分かったような気がしました。
次に、「明日への架け橋」がテーマのデザインアートコンテスト presented by日本電信電話株式会社 グランプリ と
パラリンアート世界大会2022 田尾圭一郎審査員賞 の
2つを受賞したHARUMARU♡さん。
「明日への架け橋」コンペ グランプリ作品について
「グランプリ…まさか昨年ネット配信で観ていた授賞式の場に自分が立てるとは思いませんでした。
ただ受賞した2作品については何かの賞に引っ掛かるだろうなと言う予感がありました。
ただ創作途中であきらめて放置していた作品に新しい息吹を与えてくれたのは良くも悪くもウクライナ侵攻への反発だったと思います。
技法については基本的にはミリペン画にカラーインクで彩色ですが色々なものを使っています。」
とコメントいただいています。
こちらは東京大手町にある日本電信電話株式会社の本社ビルにて
みんなが褒めたたえあうアットホームな雰囲気で授賞式が行われ、
HARUMARU♡さんは堂々とした立ち振る舞いで作品に込められた想いや平和の大切さを語りました。
審査員の田尾さんからは、
「パラグライダーは2人乗りであれば本来は前後に並ぶが、本作品は横に並んでいる。
この2人は“障がい者”といわゆる“健常者”かもしれないし、 “ロシア”と“ウクライナ”かもしれない。
すばらしい意味が込められた作品でした。」
と絶賛していただいたそうです。
パラリンアート世界大会2022 田尾圭一郎審査員賞受賞作品については
「当初別の目的で買っていた横長キャンパスに、これで世界大会の作品を描こうと思ったのは思い付きでした。
自分としては珍しくノープランで、女性のヨガポーズを幾つか横中キャンパスに描き込んでいくうちに、中央にトゥクトゥクを置けば面白いと言うアイディアが浮かんで来ました。
技法的にはアクリル画です。」
とのこと。
今後の意気込みや目標について聞いてみると
「欲を言ったら切りが無いですが、出来れば初のF100号に挑戦し、出来次第では日展に応募してみたいです。
今制作中のパラリンアートカップの『super start』は意欲作なので出来ればグランプリを獲り、授賞式に招待され、祝杯の美酒に酔いしれたいです。取り敢えず”東京行き”は大きな目標です。
勿論、県展も5年連続入賞・入選しているので、連続記録は伸ばしたいし、運が良ければ、県展賞以上の入賞を果たし授賞式の場に再び立ってみたいです。
結論的に言うと自分が気に入った作品は何かの賞を獲って箔を付けてやりたいと言うのが親心です。」
コメントからHARUMARU♡さんの自分の作品を子供のように愛し、また厳しい眼差しで育てていく制作の様子が思い浮かぶようでした。
ありがとうファームの二大巨塔ともいえるアーティスト、橋本賢二さんとHARUMARU♡さん。
作品が対照的であると同時に制作への向き合い方も対照的でおもしろいなと思いました。
今後の活躍にもご期待ください!
