未来の自分から「ありがとう」。

そう言われる自分を、いま始めよう。

 

理念  ともに生きる

 

 今まで何度も壁にぶち当たり、倒れてはおきあがり歩いてきた。

つらく苦しい時も多くあった。

それは社会でうまくいかないことや、理解されない悲しさや

誤解や偏見でもあった。

 

そして私たちはここにたどりついた。

ここは私たち自身がつくる職場であり、学校であり、家族である。

ここでは平和が尊重される。

人と比べることなく皆が助け合って生きていくことを主義とする。

苦しんでいる人がいれば応援する側になる。

だから私たちは時に歌い、時に演じ笑わせ、人々を勇気づける。

 

私たちは、ともに生きる。

そして人生を楽しむのだ。

 

この精神をもって、ありがとうファームの理念とする。

 

 


主役はメンバー

通常A型事業所では、雇用される障がいを持った方を利用者と呼び、職員を職業訓練指導員 と呼びますが、ありがとうファームでは、利用者をメンバー、指導員をマネジャーと呼ん でいます。 主役はメンバーなのです。

ありがとうファームとは

一般的にいうと就労継続支援A型事業所になります。 障がいを持たれた方が、一般就労に向けて職業訓練をする施設です。 しかし、ありがとうファームは学校と考えています。一般就労にむけて頑張る人は言ってみれば 「進学コース」にいる方です。卒業してもOBとしてここへ遊びに帰って来ていただきたいと思います。 但し、卒業を目指さなくとも、ありがとうファームは定年を迎えるまでいてくれて構いません。 その方は、会社の一員として仕事を通して、後輩たちの見本となり、卒業生を送りだしていくことも その人の道であると考えます。これからはメンバー住める社宅を創っていきます。


◆クリエイティブチーム

ありがとうファームには、 元プロのデザイナー・イラストレーター・編集者・建築家・看板職人などが集まってきて います。彼らの作品は実力もあり、情熱的で感動的であります。 ギャラリーカフェではお客様が気に入った作家を指名してお茶を飲みながら話し合い、 オリジナル作品を受注することを仕事としておこなっています。

◆プラバンチーム

プラバンのペットブローチは大人気です。お客様の可愛がっている犬や猫を、コピーではなく1点1点かき おこしてブローチにします。ですから正真正銘、世界に一つだけのブローチが出来上がるのです。 

◆編み物・羊毛チーム

編み物チームは凄腕の方から初心者でも興味のある方は大歓迎です。ショップでの販売でも活躍しています。ハンドメイドフェスタにも多くの商品を出品しました。


◆工房部・総務部

ギャラリーカフェを自分たちの手で作ろうというチャレンジから工房部は誕生しました。 壁をはがし、やすりで表面を削り、すきまにパテを塗り、塗装仕上げをする。床も自分たちで貼りました。 今は、ギャラリーで使用する額ぶちやイーゼル、郵便ポストや本棚などを作っています。 ありがとうファームの一番行動力のあるチームです。

◆水耕栽培・屋上菜園

安全安心を考え、天候に左右されずノウハウを身に着けることが可能な水耕栽培をしています。 メンバーは栽培手法・適正な種の選定・収穫までのスケジュール・PH測定・温度管理・各野菜の効能知識・ 販売計画・店頭販売まで一連の技術を習得しています。

屋上菜園はアトリエの屋上を活用し手おこなっています。ここではハーブを育てて商店街の路面で販売中。人気も高い商品です。

◆食堂・囲碁カフェ

これらのチームは、運営をメンバーがおこなうという高い目標をたてています。まさに現実的な一般就労に近い仕事運営をしていると考えます。 たとえば、囲碁将棋チームの世話人は障がいを持たれていますが囲碁3段と高いレベルです。 初心者に指導もできます。他のメンバーも将棋の有段者クラスです。また、女性は受付・接客な どをおこない顧客満足を追求しています。



◆毎年個展を開催しています。

 

個展ではワークショップも同時に開催しています。地域の小学生などが集まって、メンバーと一緒に プラバン・フラワーアニマルを作っています。今後は岡山県内のおなじような仕事をしている施設と コラボレーションをしていきたいと考えています。プロが出店するハンドメイドフェスタにも出店し実力を試しています。

◆メンバーの自主運営を目指しています。

 

チームを横割りの編成にして委員会を運営しています。誕生日の発表、カラオケ大 会などの企画、広報誌の作成、ショップを活性化させる企画などをおこなっています。 朝礼や終礼もメンバーが主体でおこなっています。そこでは、自分たちの力でよい会社をつくろう。自分たちも、より良くなる方法を考え、 問題を解決するための方法が話し合われ、行動します。


◆なぜ商店街でやるの?

 

商店街の方々とふれあい、協力し合う機会がここにはたくさんあります。ゴールデンウイークのイベントや日限の縁日などの運営、 一緒に清掃活動を行うなどです。七夕のかたづけも一緒にしました。街ゼミにも参加しました。

商店街の看板のデザインなども いただくようになりました。 このような活動をすることで、メンバーは自信を持てますし、触れ合う方々も障がいへの理解が深まってきます。だから商店街を選びました。


◆ありがとうファームに来てもらいたい方

 

全国の障がい者総数は740万人もいらっしゃいます。そのうち家にいて就労していない方は330万人。 と厚生労働省は発表しています。 つまり就労しない人の多くは、「従来の作業所では、自分の得意なことで就労する場所が見当 たらなかった。ならば家にいるほうがよいなあ・・」と考えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか? その中には、本当は働きたいと考えている人も多いし、優秀な人材も多く存在していると考えます。 ありがとうファームはその方々に地域社会にでてきてもらい、社会に貢献する人材になってもらいたい と考えています。よって想像力豊かでメンバーが興味を持つような仕事を選んでいます。


◆もっとも重要視している身に着けてほしい能力は

 

「人間関係を円滑に行う力」と「問題解決力」です。 一般企業に行っても、社会で日常生活しても、さまざまな問題が発生するのはあたりまえです。 そこをどのようにして乗り越えていくのかを学んでいます。 そのためには、地域に溶け込み、実社会とおなじように事業を運営し、おきゃく様に喜んでもらい リピーターになっていただく。集客や販売のアイデアを企画するということに大きな意味があると考えてい ます。

 

以上を簡単に言うと人生を楽しもう!ということです。