いきいきと堂々と、人生を生きる。
今まで何度も壁にぶち当たり、倒れてはおきあがり歩いてきた。
つらく苦しい時も多くあった。
それは社会でうまくいかないことや、理解されない悲しさや
誤解や偏見でもあった。
そして私たちはここにたどりついた。
ここは私たち自身がつくる職場であり、学校であり、家族である。
ここでは平和が尊重される。
人と比べることなく皆が助け合って生きていくことを主義とする。
苦しんでいる人がいれば応援する側になる。
だから私たちは時に歌い、時に演じ笑わせ、人々を勇気づける。
私たちは、ともに生きる。
そして人生を楽しむのだ。
この精神をもって、ありがとうファームの理念とする。
通常A型事業所では、雇用される障がいを持った方を利用者と呼び、職員を職業訓練指導員 と呼びますが、ありがとうファームでは、利用者をメンバー、指導員をマネジャーと呼ん でいます。 主役はメンバーなのです。
一般的にいうと就労継続支援A型事業所になります。 障がいを持たれた方が、一般就労に向けて職業訓練をする施設です。 しかし、ありがとうファームは学校と考えています。一般就労にむけて頑張る人は言ってみれば 「進学コース」にいる方です。卒業してもOBとしてここへ遊びに帰って来ていただきたいと思います。 但し、卒業を目指さなくとも、ありがとうファームは定年を迎えるまでいてくれて構いません。 その方は、会社の一員として仕事を通して、後輩たちの見本となり、卒業生を送りだしていくことも その人の道であると考えます。これからはメンバー住める社宅を創っていきます。
◆ありがとうファームに来てもらいたい方
全国の障がい者総数は950万人もいらっしゃいます。そのうち家にいて就労していない方は330万人。 と厚生労働省は発表しています。 つまり就労しない人の多くは、「従来の作業所では、自分の得意なことで就労する場所が見当 たらなかった。ならば家にいるほうがよいなあ・・」と考えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか? その中には、本当は働きたいと考えている人も多いし、優秀な人材も多く存在していると考えます。 ありがとうファームはその方々に地域社会にでてきてもらい、社会に貢献する人材になってもらいたい と考えています。よって想像力豊かでメンバーが興味を持つような仕事を選んでいます。
◆もっとも重要視している身に着けてほしい能力は
「人間関係を円滑に行う力」と「問題解決力」です。 一般企業に行っても、社会で日常生活しても、さまざまな問題が発生するのはあたりまえです。 そこをどのようにして乗り越えていくのかを学んでいます。 そのためには、地域に溶け込み、実社会とおなじように事業を運営し、おきゃく様に喜んでもらい リピーターになっていただく。集客や販売のアイデアを企画するということに大きな意味があると考えてい ます。
以上を簡単に言うと人生を楽しもう!ということです。